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2012年1月18日 (水)

イモムシ

昔住んでいた家の小さな庭には 松の木がありました。
松の木には 夏になると 豪快な量のケムシが発生しました。
黄色と黒がとてもキュートな タイガース模様
なんですが、そこに赤も混ざっていたので
Img_2100 
  毒々しさが満載のケムシですね。

松の木肌の柄だと思っていたら びっしりと
そのケムシが埋め尽くしていたものです。
どうやら、この3色は保護色になるんでしょう。気付かぬまま
でかいケムシの大群に驚く事が毎年の事でございました。

そうとうデカクなってからのケムシの処理には
ヒバサミでもぎ取って 踏みつぶす! のが常でございました。

けれども。 

姉が小学校の中学年になると 理科の実験の授業も始まり
家の前の小川に沢山いた メダカを捕獲しては顕微鏡で眺めて見たり 
タマネギの薄皮を剥いでは細胞やらを観察したり
葉っぱもぎっては 細かくぶった切って 顕微鏡にかけてました。
人類の繁栄に必要かつ重要な実験をしているようで
正義感に燃えながら 餌食を探したものでございます。

その時に重宝したのが 姉が学校で買わされた解剖セット。

私の学校では買わされなかったので 家には1つしかなく
それはそれは大切に大切につかっておりました。

解剖セットの中身は  
   ハサミ。 ピンセット。 メス。 柄付き針。ルーペ。
もうちょっと入っていたかもしれないけれど こんな感じでした。
それだけでも 十分楽しめたのですが
ある日、父が風邪で寝込み医師の往診を受けた事がありました。
 
そうしたら、なんと!お医者さんが注射器を置いて行きました。
Img_2124
えぇんかい?
今では考えられませんが、置いて行って下さいました。
使い捨てだったので 「欲しい!」と頼んだのかもしれません。
こうして 私達姉妹は
物凄い!夢のお宝をゲットしたのでございます。
Img_2176
これで 人類を救えるに違いない!

とおもったものでございます。

最初のうちは子供らしく 水を吸い上げては 水鉄砲のよろしく飛ばしたり
他愛の無い事をしていたのですが これでは人類は救えません。
もっと、刺激が欲しくなるのが 人情ってもんでございます。

家の中で遊んでいたのが 屋外に持ち出すようになり
ふと見ると 松の木に ステキな獲物を見付ける姉妹。

そう、大群をなす 害虫のケムシ。

ケムシ + 注射器  =  ケムシが破裂するまで浣腸
Img_2095
・・・・・・・・・・・・・・。
子供って残酷よね。 踏みつけて駆除するのと
水注射して爆発させて駆除するのとの違いは何かは分かりませんが
なんだか非道。
それでも、人類平和のために実験をしている姉妹には
罪悪感など微塵もなく ケムシに浣腸しまくったのでございました。
これで一つ。 悪の手から松を守るという
人類になんの助けにもならない事に 勝利したのでございました。
今ならしないけれどもね。
Img_2174
あたりまえ。
兎に角、ワタクシ達「地球防衛軍」は
    ケムシを怖がらないワイルドな人間に育ちました。

時は過ぎ。 

先日、夕食時。 その日の献立はビーフシチューでした。
皆で美味しく頂いていた時。 不意にメイチャンが

      「これは、イモムシですな。」

と、言いました。
メイチャンのシチュー皿を覗いてみると その縁に
5ミリにも満たない ゴマ粒伸ばした見たいなまぎれもなく
   イモムシが 良い具合に茹であがっておりました。
普通女子なら ここで 「キャーーー!」とか言うのかもしれませんが
そんな事もなく。
皿の縁に鎮座する茹イモムシも処理される事もなく
ただ、ただ、黙々と食べ終わるのでございました。
Img_2180
地球防衛軍の子孫も ワイルドに育ちました。

家族全員、一瞥したのみで 何にも云わずに食事を進めるのですが
頭の中では イモムシの事でいっぱいな訳です。
(オレの皿でなくてよかった)だとか。
(ヤーイ!ヤーイ!)だとか。
(そのエキスはどの皿にも公平に混入してね?)だとか。
(カレーライスなら食っちまってたな・・残念。)だとか。

サイレント イモムシトーク炸裂。 

ですが。ふと。シチューなのに 
   「この食材のドレにイモムシが居たのでしょう?」
という疑問が湧いてくるじゃないですか。
  ニンジン、タマネギ、ジャガイモ、オニク。
どれにも入ってなさそうじゃないのよ。
なので つい、口に出てしまいました。

 「でも、どれに居てたんだろうね?」

と。 そうしたら ママンが。

    「あ、ブロッコリー。」

・・・・・・・・・・・・。ブロッコリー入ってないし。
サラダには入ってるけれども。
なんでだよ・・・・・・。 と全員妄想が続く中
 ママンが口を開きました。

  「あ、ブロッコリーをジャガイモと一緒に茹でたから☆」

・・・・・・・・・・。ジャガイモと一緒にって、ママン。
ジャガイモだけじゃなくってその鍋には
全食材が煮込まれてたんじゃないんですか?
つう事は。   シチューのルーを入れる前に

 ブロッコリーも突っ込んで茹でやがったな。

その後、ブロッコリーだけとりだしたな・・・・。
手抜きというのか、エコというのか・・・・・。
ブロッコリーのアクも ダシだと言い切るんだろうな。
察しが付くので ただただ 黙々と下を向いて
 シチューを口に運ぶ家族。
Img_2118
賢明や。作ってもろて文句いうたら 殺されんで。
勉強になります!
たいへん、美味しゅうございました。
 お陰様で何を食べても大丈夫に育ちました。

   地球防衛軍の先祖も ワイルドだったって話です。

この先祖あっての 地球防衛軍だったのかもしれません。

ママン、最強でございます。

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コメント

タイトル見て帰ろーかと思ったけど…
そういうことは昔よく給食の時間にありました。
その子のお皿だけじゃなく、みんなの分が入っていたお鍋ごと汚染されてる…と、思っていたんだけど。
タイのカリフラワーは、細かい虫がうじゃうじゃ、ものすごかったです。
ちなみに私の実家、桜と柳にものすごくいっぱい毛虫がついて
おじいさんが「たいまつ」作って焼き殺してました。それも、すごい退治方法でしょ?

投稿: MIAW | 2012年1月18日 (水) 21時54分

火が通ってれば食べちゃうアタクシ。

投稿: タガメ | 2012年1月19日 (木) 00時22分

MIAWさん。
ふふふふふ。 みなさん1つや2つ。イモムシの思い出あるでしょ?  沢山あるうちのひとつでございます。
「たいまつ」・・・・・・・・。小さな庭だったので 家が燃えたかもしれません。

  あ、小学校の給食の鍋の中・・・・・・。思い出した。
その話はまたいつか・・・・・・。 ムシ特集になるから。

投稿: たー | 2012年1月19日 (木) 15時00分

たがめっち。
カレーライスなら間違いなく食べてたね。
ライスかイモムシか見分けつかないもん。
重要なタンパク源でさ。

投稿: たー | 2012年1月19日 (木) 15時01分

タイでは 子供に薬飲ませる用として 注射器くれます。
今でも2本ほど家にあるよ。
ブロッコリーだしなら シチュー カレーにもよさそうね。
私もやってみようかな。
松の木は うちにもあるけど 毛虫はいなかったな。
でも 梅の木だったか 蓑の虫がいっぱいいたときあったわ。
蓑の虫もいっぱいいると 気持ち悪いよ。

投稿: 夏みかん | 2012年1月19日 (木) 21時10分

なっちゃん。
注射器にはね。ちゃんと針も付いてるんだよおぅ~~~。
今なら考えられないでしょ? 色んな物にプスプスと刺してたと思うんだけれども。  忘れた。
 いや!絶対にブロッコリーからダシは出ないと思うで!
出るのはアクだけやって。 あかんで。やったら!
と、私は思うぞ。

梅の木に付く毛虫は イガイガ虫じゃない? 緑で針見たいな毛がついてんの。 あれに刺されると イタイよ~~。
ミノムシは木の表皮まで食べるから 枯れるのよ。
あれ困るわ。  サツキがそうなったの。根元近くまでぶった切ったら復活した。 やれやれ。

投稿: たー | 2012年1月20日 (金) 18時36分

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