川面を泳ぐ 白鳥のごとく・・・。
こほん。
ワタクシ。実は 町家に住んでおります。
ウソです。正確には「町家の裏の家に住んでます」です。
・・・・・・・・・。細かい事はどうでもいい!
内情は 町家の掃除の為に住んでいると云うのが正解の気がする。
管理人と言っても過言ではない。
そんな町家ライフの 一大イベントがやってまいりました。
襖の入れ替え。
でございます。 冬は
こんな感じの玄関の間。(写真古いけれども変わってるところナシ。)
夏は
・・・・・・・・・・・・。襖が 夏に変わってますが?
気がつきましたか????
写真が悪いのはいつもの事だ。
あとは皆様の想像でカバーしてもらおうではないか。
所々が 夏バージョンでございます。
風流ですね~~~。いかにも町家ではありませんか~~。
これで 夏が来た。 と言う気になるものでございます。
優雅ですね~~~。・・・・・・・・・。
見てるだけならな。
あなた!普通の日記だったら それで終わりでしょう。
ここを何処の日記とお思いで???
たーの日記ですよ? こんなんで済む訳がございません。
あぁ~~た! この入れ替え 大変なんですわ。
まず。内蔵から これら建具を出してくるのが大変。
※大変な所を写真に収めようと思いましたが 道義的に如何なものかと。
はっ倒されそうな気がしたので 報道は諦めて一生懸命働きました。
ナノで心和む画像をお楽しみください。
1階部分の一部分だけを交換するにしても 15,6枚の建具を入れ替えるわけで。
蔵との渡り廊下も長く感じる訳ですね。(そんなに遠くない)
廊下渡った所で 半分です。
しかし、建具は思いのほか軽い構造になっております。
・・・・・・。それが良いんだか悪いんだかは 知りませんが
大変軽いです。ヒョイヒョイです。
全部が木で出来てます。釘1本使ってません。
出し入れの事を考えて軽い木材を使用している模様です。
ですが。狭いのに 大きな建具を振り回すものですから
ドガンドガンと回りに当ってしまいます。
そこの所を慎重にまず。全部出す。
で、遠い場所の順番に入れ替えて。
冬物を蔵に仕舞えば終わり。
簡単そうやないかいな?
そうね~~、書いちゃえばね。
立てつけのいい建物ならな。
ピッチリいかないのが 古い家ですわ。
ビー玉が転がる事は無くっても
敷居や鴨居が微妙に 下がったり上がったりですわ。
そうなると 簡単には 襖が外れない。
このね。畳との段差。(敷居の方が下になってる)
これのお陰で 襖が取れない。あと数ミリの事なのに・・・。取れない。
で、どうするか。 それはね。
畳を上げる。
・・・・・・・・・・。畳をずらして 敷居の高さで 外れる様にするわけです。
全ての箇所がそうではありません。
1箇所だけそういう難関があるのでございます。
後の所は 簡単に 入れ替えられたり。
二人ががりで鴨居を腕で持ち上げ 敷居を思い切り踏みつけて
残り一人がその間に襖を外すと・・・・・・。 人間ジャッキです。
「せいの~~~、ふんっ!!」と云った具合です。
襖の入れ替えは チームプレーが 大切。
今度は入れる番ですね。
入れるのには 何処のレーンにどれを入れるか決まってる訳です。
ですから 鴨居には
このように 印がしてあるわけです。
その印と同じものをはめればいいだけ。
いいだけなんだがな。
ここで、問題が生じます。
これを書いた人は 冬物と鴨居には印を書いて
夏物に書くの忘れてるし。
・・・・・・・・・・。それに代々入れ替えていると その司令官も代替わりすると。
そうしたら、自分の番号を入れたがると。
・・・・・・・。何種類の印がいるのだろう。
終いには 書くところがなくなるのではないかと思われます。
でも、そのお陰でどれかが合致して 皆で協議の結果 位置を決めると。
毎回この作業が 一番時間が掛かるかも。
ちゃんと書いとけば良いんですよ。
そうです、ですから今年も1つ印が増えてしまいました。
これで暫くは なんとかなりそうな気がいたします。
どうよ!この連携プレー!
そんなこんなで 1時間半。
なんとか出来上がりでございます。
夏への衣替えは 川面を泳ぐ水鳥の如くです。
優雅にみえるでしょうが それをするには水の下で必死に水を漕いでるわけですね。
そう、必死で 襖や障子を替えてるわけです。
どうよ!こんだけ 赤裸々に入れ替えレポートしてる家
無いですよ。
夏に入れ替わった 家の中は・・・・・・。
光が反射しないから めちゃくちゃ暗いぜ!(茶一色!)
・・・・・・・・。照り付ける夏の日差しから 逃げるようにして駆け込んできた家の中が
薄暗いのに 風通しがいい。
これが なんとも 落ちつくんですけどね。
ほんのりと差し込む光の柔らかさを感じられるのも 町家の良さかもしれません。
・・・・・・・・・・・・・・・。クーラーの方が涼しいけどね。
これから 暫くは 夏バージョンのたー家でございます。
風流なことには 努力が必要と言う話でございました。
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